仕事、楽しめていますか?世の中には、「楽しく仕事をしている人」と、「仕事を楽しめていない人」がいます。人生の中で仕事をしている時間、働く時間は少なくない率を占めます。働き方は、生き方なのです。
「仕事を楽しんでいる人」=「楽して稼いでいる人」ではありません。楽して稼げることなんて、ありはしません。つらいことも苦しいこともあるのが仕事です。つらさも苦しさもひっくるめて、その仕事を楽しめるかどうか?そこがポイントです。
仕事を楽しいと思えれば、努力しなくても集中できます。楽しいからこそ、熱中し、没頭します。のめりこむからこそ、エネルギーが生まれ、アイディアも沸くのです。嫌いなこと、つまらないことをするのは数分でも苦痛なのに、好きなこと、楽しいことなら何時間でも時間を忘れてのめりこめますよね?楽しさが生み出すエネルギーは爆発的です。
「楽して稼げる」という話には必ず罠があります。繰り返しますが、楽して稼げることなんかありません。「楽して稼ぎたい」と思うのは甘い考えです。でも、「仕事を楽にしよう」と考えることはとても大切です。
「怠けて稼ぎたい」と思うことと、「仕事を合理化しよう」と思うことは、まったく違いますよね?同じ「楽(らく)」でも、意味が違うのです。ひとつの仕事を合理化すれば楽にこなせるようになります。楽にこなせるようになれば、同じ労力で何倍もの仕事をこなせるようになります。つまり生産性が向上します。
楽しむことも、「楽」にすることも、仕事の成果をあげるために必要な要素です。仕事を楽しむためには、「今の仕事を楽しむ」か、「楽しいと思えること(好きなこと)を仕事にする」かのどちらかしかありません。今の仕事を楽しむことができないとしたら、その理由が仕事内容自体にあるのか、もしくは環境に問題があるのかを考えてみましょう。環境に問題があるとすれば、楽しめる環境を自ら作れば良いのです。
「好きなことで稼げたら苦労はしないよ」などと言う人もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?そう言っている人だって、本心は楽しく仕事をしたいと思っているのではないでしょうか。
好きなこと、楽しいことを仕事にする手段のひとつがフリーランスになることです。ただし、フリーランスは決して楽ではありません。「楽して稼ぎたい」という発想の人は会社員の方が向いています。仕事を思い切り楽しんで、いかに楽にこなすかを考え、さらにのめりこむというサイクルを繰り返して、「好きなこと」をビジネスとして成立させるのがフリーランスの働き方です。仕事も含めた人生の時間を自分でコントロールして過ごすのがフリーランスという生き方です。
例えば並行して走る電車の一方に乗っていると、もう一方の電車が同じスピードで走っている場合には、お互いに動いていないかのような錯覚に陥ります。しかし一方が止まっていれば、明らかに止まっている方は遥か後方に引き離されてしまいます。これはビジネスの世界でも同様であり、周りが止まっているように見えて、実はお互いに猛スピードで動いているということがあり得ます。そのような環境下では、見た目に騙されて動かないことは、最大のリスクにもなるのです。「待てば海路の日和あり」とは、何もしないで待っていることではなく、やるべきことをすべてやり切った上でのお話です。
日本において高度経済成長の幸福な時代を支えた終身雇用制が、バブル景気の崩壊を機に崩れ始め、これまでの安定したサラリーマン生活というものが、もはや望めなくなりました。それは一面では長く続いた安定に慣れ過ぎて、自ら挑戦することを忘れた結果と見ることも出来るでしょう。少なくともこれから先は、現状維持が後退を意味することは明らかであり、フリーランスに限らず日々挑戦を積み重ねることで確実に前進することが大切です。しかし肩肘を張って特別に大きな目標を掲げる必要はなく、これまでやろうとしなかったことに向き合って、日常の中で小さな変化を起こし続ければよいのです。
人と人とが会話をして分かり合うことを妨げるものとして、人が言葉から様々な異なるものをイメージするという点が挙げられます。つまりよくよく注意しておかなければ、人は話し手の言葉から勝手な内容を想像してしまい、全く異なるストーリーを頭の中で描いてしまうのです。そこで人に話を分かりやすく伝えるためには、簡潔に短くまとめて、常に相手が本当に理解しているのかどうかを確認する必要があるのです。そして人に話をするに先立って、まず頭の中だけではなくメモに書くなどして、話の要点を明確にしておくという準備が大切です。