フリーランスのライフプラン

フリーランスは行動あるのみ。動かないことはリスクです

フリーランスのライフプラン

動かないというリスク

動かないというリスク

社会人になって、順風満帆、何の苦労も心配も無い、という人は稀でしょう。どんな地位にあってもどんな立場にあっても、それなりの悩みはあるものです。しかしどんな場合であってもそのままの状態で立ち止まって動かないという事は、リスク以外の何者でもありません。もちろん目に見えたリスクとして感じ取る事が出来るようになる頃までには長い時間が掛かるかもしれませんが、その頃には対処出来ないほどに大きくなっているでしょう。フリーランスの場合であれば、尚更です。

小さく勝って小さく負ける

ビジネスの現場には、人が思う以上に偶然が入り込んできます。そして偶然というのは見かけ上は規則的に見える場合が少なくないため、表面的にはまるで成るべくして成ったような、成功者の顔をして登場します。
しかし偶然はあくまで偶然なのであって、どれほどそれを積み重ねて架空の自信を獲得したとしても、状況が変われば期待も敢えなく潰れてしまうものなのです。そのためサクセスストーリーや、「先駆者」と後から呼ばれるようになった人をいくら一生懸命真似してみても、見誤れば何等得ることはありません。
そこで「小さく賭けて、小さく勝つ」ことを積み重ねる事が出来れば、何もしないリスクを回避しつつ、その一方で自信過剰に振舞って大きく負けることもないものです。これは無いものねだりをして時間とチャンスをいたずらに浪費するのではなく、自分の手持ちの駒を使いながら、夢につながる道を少しずつ先へと進む方法です。

フリーランスにとっての冒険

先行き不透明な時代といわれますが、先行きが本当に明らかになっている時代実はないのです。単に後知恵で歴史を振り返るからこそ、偶々その時代やその時期だけは平穏無事で、何も特別な事は起こらなかったように考えられるというだけのことなのです。つまり歴史は必然ではないのであって、あくまで無限にある可能性のたった一つの偶然に過ぎないのです。そのため一見するとサラリーマンよりもフリーランスの方が厳しい生き方のようですが、バブル景気崩壊後の不況下において、状況は一変しています。
これまでの人生で、サラリーマンとして会社の中でしか通用しないスキルや知識を磨いてきたが故に、リストラや会社の倒産で思いがけず外の世界に放り出されて、実力を思い知ることになった例に枚挙の暇もありません。フリーランスの場合にはその点、自分から動かなければたちまち生活が行き詰まってしまうということもあって、頭では分かっているでしょう。しかし実際のところは先駆者どころか流行り廃れに乗り遅れないよう必死になって追随しているだけになってしまう例も多いのであり、「動いているつもり」でいても実は「止まっている」のではないかと、自らを常に顧みる必要があるでしょう。

現役フリーランスにオススメのコラム

動かないというリスク

動かないというリスク

例えば並行して走る電車の一方に乗っていると、もう一方の電車が同じスピードで走っている場合には、お互いに動いていないかのような錯覚に陥ります。しかし一方が止まっていれば、明らかに止まっている方は遥か後方に引き離されてしまいます。これはビジネスの世界でも同様であり、周りが止まっているように見えて、実はお互いに猛スピードで動いているということがあり得ます。そのような環境下では、見た目に騙されて動かないことは、最大のリスクにもなるのです。「待てば海路の日和あり」とは、何もしないで待っていることではなく、やるべきことをすべてやり切った上でのお話です。

挑戦する心を忘れない

挑戦する心を忘れない

日本において高度経済成長の幸福な時代を支えた終身雇用制が、バブル景気の崩壊を機に崩れ始め、これまでの安定したサラリーマン生活というものが、もはや望めなくなりました。それは一面では長く続いた安定に慣れ過ぎて、自ら挑戦することを忘れた結果と見ることも出来るでしょう。少なくともこれから先は、現状維持が後退を意味することは明らかであり、フリーランスに限らず日々挑戦を積み重ねることで確実に前進することが大切です。しかし肩肘を張って特別に大きな目標を掲げる必要はなく、これまでやろうとしなかったことに向き合って、日常の中で小さな変化を起こし続ければよいのです。

要点を簡潔に話す

要点を簡潔に話す

人と人とが会話をして分かり合うことを妨げるものとして、人が言葉から様々な異なるものをイメージするという点が挙げられます。つまりよくよく注意しておかなければ、人は話し手の言葉から勝手な内容を想像してしまい、全く異なるストーリーを頭の中で描いてしまうのです。そこで人に話を分かりやすく伝えるためには、簡潔に短くまとめて、常に相手が本当に理解しているのかどうかを確認する必要があるのです。そして人に話をするに先立って、まず頭の中だけではなくメモに書くなどして、話の要点を明確にしておくという準備が大切です。

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