フリーランスのライフプラン

フリーランスなら、仕事が空くこともあって当たり前と心得よ

フリーランスのライフプラン

仕事の空きを怖がる

仕事の空きを怖がる

フリーランスがサラリーマンと違うのは、仕事をどんどん受注すれば、自分自身の収入が確実に上がる点かもしれません。しかしそれは受けた仕事をすべて条件通りにやり遂げられた場合です。つまりパソコンが故障したり、風邪を引いたり、家族が倒れたりといった何らかの不測の事態が起きてしまい、その予定をこなせなくなっても代わりの人などいないのです。そのため仕事でスケジュールを目一杯埋めてしまうと、すべての予定が狂ってしまい収拾のつかないまませっかく掴んだ良いクライアントとの信頼関係も壊れてしまうというように、もろい綱渡りの危険があります。そのためスケジュールには、どうしても空白が必要なのです。

空白恐怖症を克服する

フリーランスの仕事には大なり小なり波があるのが常なので、入ってくる仕事は出来るだけすべて受けてしまいたいのが本音でしょう。しかし先着順で見境なく仕事を受けてしまえば、安い単価のものばかりでスケジュールを埋めてしまい、後から急ぎで舞い込んだ高単価の仕事を泣く泣く断らざるを得ないということもあるものです。
そのため、例えば1か月の稼働日数とその1日における稼働時間から、月平均どれだけの収入を目標として仕事の時間単価をどれほどに設定するのかを、あらかじめ計算しておくことが大切です。単純に考えても時間単価が高ければ、それだけスケジュールに余裕が生まれることになります。もちろん同業者の常識的数字を参考にしながらの話ですが、そうすることが出来ればスケジュールの空白に恐怖を覚えることもなくなります。

空白時間にしておくこと

この空白時間には、自らの基準に従って選んだ良い仕事を入れても構わないのですが、直接収入には結びつかない勉強や研究や読書に費やす時間も、ある程度確保しておく必要があるでしょう。
そして時々はスケジュールを見渡しながら、どんな時間割を作れば自分の効率が一番上がって仕事がしやすくなるのかと、改善して行くことも大切です。また仕事の段取りの組み方を工夫したり、今現在目の前の仕事には直接使わなくても、いずれ使ってみたいと密かに心待ちにしているスキルや知識をあれこれと試行錯誤してみる時間も必要です。
なによりメリハリをつけて仕事をするためにも、意識的な休息が重要です。フリーランスはいつ仕事をしても良いため、ともすればいつまでもダラダラと仕事を続けてしまい、中々時間を決めて終わることが難しくなりがちなものです。そこで敢えてきっぱりと1日の終業時間を決めたり、仕事をしない曜日を定めたりと、自ら仕事をするために費やす時間を制限することで、逆に仕事への集中力が高まり、時間単価も上がるように熟達するチャンスが生まれるのです。

現役フリーランスにオススメのコラム

動かないというリスク

動かないというリスク

例えば並行して走る電車の一方に乗っていると、もう一方の電車が同じスピードで走っている場合には、お互いに動いていないかのような錯覚に陥ります。しかし一方が止まっていれば、明らかに止まっている方は遥か後方に引き離されてしまいます。これはビジネスの世界でも同様であり、周りが止まっているように見えて、実はお互いに猛スピードで動いているということがあり得ます。そのような環境下では、見た目に騙されて動かないことは、最大のリスクにもなるのです。「待てば海路の日和あり」とは、何もしないで待っていることではなく、やるべきことをすべてやり切った上でのお話です。

挑戦する心を忘れない

挑戦する心を忘れない

日本において高度経済成長の幸福な時代を支えた終身雇用制が、バブル景気の崩壊を機に崩れ始め、これまでの安定したサラリーマン生活というものが、もはや望めなくなりました。それは一面では長く続いた安定に慣れ過ぎて、自ら挑戦することを忘れた結果と見ることも出来るでしょう。少なくともこれから先は、現状維持が後退を意味することは明らかであり、フリーランスに限らず日々挑戦を積み重ねることで確実に前進することが大切です。しかし肩肘を張って特別に大きな目標を掲げる必要はなく、これまでやろうとしなかったことに向き合って、日常の中で小さな変化を起こし続ければよいのです。

要点を簡潔に話す

要点を簡潔に話す

人と人とが会話をして分かり合うことを妨げるものとして、人が言葉から様々な異なるものをイメージするという点が挙げられます。つまりよくよく注意しておかなければ、人は話し手の言葉から勝手な内容を想像してしまい、全く異なるストーリーを頭の中で描いてしまうのです。そこで人に話を分かりやすく伝えるためには、簡潔に短くまとめて、常に相手が本当に理解しているのかどうかを確認する必要があるのです。そして人に話をするに先立って、まず頭の中だけではなくメモに書くなどして、話の要点を明確にしておくという準備が大切です。

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