会社員は会社の一員として仕事に携わるため、自分の実力で達成したこともチームもしくは会社として評価を受けることがあります。その点、自分の実力で達成したことをそのまま自分の実力として評価してもらえるフリーランスは、高いモチベーションを持って業務に携わることができるでしょう。しかしその反面、会社員には会社という後ろ盾がありますが、フリーランスにはその後ろ盾がありません。高い評価を受けるのが自分であるならば、反対に厳しい批判を受けるのもまた自分なのです。
フリーランスはすべて自己責任です。会社員は会社が守ってくれますが、フリーランスになるとそうではありません。働く時間や携わる案件などを自由に選べるという自由を手にする代わりに、何らかのミスが生じてしまった場合は自分で責任を取らなければならないのです。
しかし、たとえ責任という重圧がのしかかってこようとも、自分で案件を選択できることは好きなことを仕事にしたい人にとっては大きな魅力となるでしょう。そんな、好きなことを仕事にしたくてフリーランスを目指している人には「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」という本をおすすめします。
この本は、好きなことで食べていくにはどうしたら良いのか、独立に向けた準備や経営を続けていくための心構えなど、実際に起業した経験を持つ著者が説明している本です。実際に起業した人の経験を知ることができるため、起業したいけどなかなか一歩踏み出せない人に勇気を与えてくれる本だといえるでしょう。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
一歩踏み出し、フリーランスになろうと決めた人には「開業から1年目までの個人事業・フリーランスの始め方と手続」という本をおすすめします。開業手続きの仕方から帳簿の付け方、決済書の書き方まで、実際にフリーランスとして開業する決意を固めてから1年目を迎えるまでに行わければならない事務作業について説明されている本です。それらを時系列に沿って説明する構成となっているため、初めから順番に読んでいくことで、流れを掴むことができるでしょう。
フリーランスになると書類の作成や提出なども自ら行わなければなりません。そして、そこにも責任がついて回ります。そのため、自分が提出しなければならない書類について事前に知っておく必要があるでしょう。
この本には、フリーランスが提出しなければならない書類は何か、それはどの順番で提出したら良いのかなども説明されています。フリーランスが1年目を迎えるまでに大切なことが1冊でわかる本だといえるでしょう。
開業から1年目までの個人事業・フリーランスの始め方と手続
例えば並行して走る電車の一方に乗っていると、もう一方の電車が同じスピードで走っている場合には、お互いに動いていないかのような錯覚に陥ります。しかし一方が止まっていれば、明らかに止まっている方は遥か後方に引き離されてしまいます。これはビジネスの世界でも同様であり、周りが止まっているように見えて、実はお互いに猛スピードで動いているということがあり得ます。そのような環境下では、見た目に騙されて動かないことは、最大のリスクにもなるのです。「待てば海路の日和あり」とは、何もしないで待っていることではなく、やるべきことをすべてやり切った上でのお話です。
日本において高度経済成長の幸福な時代を支えた終身雇用制が、バブル景気の崩壊を機に崩れ始め、これまでの安定したサラリーマン生活というものが、もはや望めなくなりました。それは一面では長く続いた安定に慣れ過ぎて、自ら挑戦することを忘れた結果と見ることも出来るでしょう。少なくともこれから先は、現状維持が後退を意味することは明らかであり、フリーランスに限らず日々挑戦を積み重ねることで確実に前進することが大切です。しかし肩肘を張って特別に大きな目標を掲げる必要はなく、これまでやろうとしなかったことに向き合って、日常の中で小さな変化を起こし続ければよいのです。
人と人とが会話をして分かり合うことを妨げるものとして、人が言葉から様々な異なるものをイメージするという点が挙げられます。つまりよくよく注意しておかなければ、人は話し手の言葉から勝手な内容を想像してしまい、全く異なるストーリーを頭の中で描いてしまうのです。そこで人に話を分かりやすく伝えるためには、簡潔に短くまとめて、常に相手が本当に理解しているのかどうかを確認する必要があるのです。そして人に話をするに先立って、まず頭の中だけではなくメモに書くなどして、話の要点を明確にしておくという準備が大切です。